家庭円満のコミュニケーション術
Step 4 ケンカする
最終ステップはケンカです。 「なんだ、最初からケンカでいいじゃん」と思うなかれ。 感情の赴くままに行われるケンカはどうやったって収集がつきません。 しかし、ステップ1、2、3を経てきたことで、枝葉の論点はそぎ落とし、 お互いに何がいちばんの論点なのかが明確になっているはずです。 ケンカとはいっても、最初よりは冷静に、 建設的な議論ができる土俵ができあがっているはずです。 ケンカにもルールは必要。 1 ケンカの原因に立ち戻らず、どうなったらお互いに納得がいくかを議論する(原因志向ではなく、解決志向) 2 別の話を持ち出さない 3 議論が堂々めぐりを始めたら結論が出なくてもいったん終わりにする 4 結論が出る、出ないに関わらず、ケンカの終わりはお互いの同意によってもたらされる。勝手に先に土俵を降りない 5 ケンカの後でも、「おはよう」「いってきます」などの日常のあいさつは欠かさない ・・・などが重要だと思います。 ケンカをしたからといってお互いに納得がいく着地点を見つけられる保証はありません。 成功する確率はそれほど高くはないでしょう。 それでも、お互いに言いたいこと半分のままでガマンをため込むよりはマシです。 ケンカをしているうちに、 「あぁ、そういうことだったんだ」と相手の本心に気付いたり、 逆に、自分でも気付かなかった本音がぽろっと口を突いて出てしまうこともあるはずです。 着地点が見つからないままケンカを終えても、 お互いに本音を出し切れば多少なりともスッキリします。 また、お互いの本音さえわかれば、 その後少しずつ、 無意識のうちにお互いに着地点に向けての歩み寄りが始まります。 ずーっと時がたってから振り返ってみると、 「なんであんなことでケンカしたんだっけ?」と思うことがあるでしょう。 それって、長い時間の中で、お互い無意識のうちに着地点にたどり着いたのです。


