家族問題に悩んだら
原因ではなく実際に困ることは何かを議論する
「問題」を共有するには、どうしたらいいでしょう。 まずひとつ目の方法は家族会議です。 家族会議を開き、みんなが認識している「問題」をすべて紙に書き出すようにしましょう。 ここで忘れてはいけないのは、過去ではなく、 未来における問題を書き出すことをルールにすることです。 「問題」の「原因」を書き出すのではなく、「問題」によって どんな「実際に困ること」「2次的な障害」が生じているのかを議論するのです。 たとえば、さきほどの「登校拒否」の例では、 「このままひきこもりになり、社会に適応できなくなる」とか 「学力が低下して志望校に合格できなくなる」 「友達がいなくて寂しい思いをする」などが 「実際に困ること」「2次的な障害」にあたります。 一通り問題が洗い出されたら、どれが最も優先順位の高い問題かを議論します。 ただし、必要以上に議論をすれば、さらに葛藤が深まります。 1回の議論でひとつに絞りきれなくても良いでしょう。 お互いが考えていることを共有するだけでひとまずよしとするのです。 それだけでも家族それぞれの思考の方向性が定まり、 解決に向かって歩み出すかもしれませんが、 できれば、その後しばらく時間をおいて議論の続きをしてみましょう。 すると、前回の議論のあと、 それぞれが意識的または無意識的に思考を巡らせて醸成された意見が聞けるはずです。 前回よりも一段深い議論ができるはずです。 議論が行き詰まったら、少し時間をおいてから再び議論するのがコツです。


