パパ権
すべてのパパには「パパ権」がある
決してママの言いなりになることがいいパパではありません。
パパにも主体的にパパをする権利があるはずです。
それが「パパ権」です。
ママがひとりで育児をすることが当たり前だった時代。
ママは大変だったけど、誰にも口出しされずに育児できました。
会社に例えればワンマン経営です。
ときどきパパがしてくれる育児は、ピーク時に、社長の指示通りに働いてくれる
従順な"部下"だったといえたでしょう。
しかし、時は流れ、パパが主体的に育児をするようになることで、
パパが自分の経営方針を持つようになりました。
ママが社長なら、パパが副社長として、もしくはパパも共同の社長として
意見を言うようになったのです。
当然、意見の食い違いや衝突が生まれます。
これが、パパも主体的に育児する時代の「皮肉な葛藤」です。
ママを対象にした育児書には、「子ども&ママ」という二者関係しか
描かれていないことが多いように思います。
しかし、パパの視点から見れば、育児とは「子ども&ママ&自分」という
三角関係の微妙なバランスの上に成り立っています。
子どもに対してどうするかという観点だけではダメなのです。
逆に言うと、これからはママたちにも「子ども&パパ&自分」という
三角関係で育児を考えてほしいなという願望もあります。
それを聞くと、
「あ〜、やっかい!それならパパなんて外で元気に仕事してくれていたほうがいい!」
と思い直すママも多いでしょう。
これまでは「パパも育児してくれたらなんて幸せでしょう」と思っていたママ主導の育児文化が、
「やっぱり育児に口出しされたくない」と
パパへの門戸を閉ざす揺り返しを起こすこともあるのではないかと推測しています。
そうなると、「やる気はあるのに育児に踏み込めないパパ」が生まれます。
そう考えたときに、「パパにも主体的にパパをする権利がある」という
「パパ権」という発想を持つようになりました。
しかし、心配は無用。
「パパ権」と「ママ権」は利害対立するものではありません。
お互いに認め合うものです。


