しつけに悩んだら
本当に必要な「しつけ」?
パパアンケートでも目立った子どものしつけに関して悩むパパたち。
ここで、しつけの方法論を論じるつもりはありません。
しつけをするときに忘れられがちな観点を押さえておきたいと思います。
しつけについては、いろいろな人がいろいろなことを言いますし、数え切れないほどの書籍が出ています。
それだけ、しつけは難しいことなのでしょう。
ここで、「厳しくしつけるほうがいいのか、叱らないしつけのほうがいいのか」のような短絡的な議論をするつもりはありません。
すべてはバランスです。
そして、そのバランスは、子どもの年齢、身体的発達、心理的発達、子どもの気質、子どもの個性、さらには親の性格などの複雑な要素の上に成り立つものです。
情報に振り回されず、子どもをよく見ることが大切ということが書かれている本はたくさんあります。
まったくその通りだと思います。
しかし、もう一つ大事なことがあると思います。
親が「どうしてこのしつけをしたいと思うのか」という自分自身の価値観を洞察し、「本当にしつけるべきことなのか」「しつけるとしたら、いつ、どんな方法がいいのか」を客観的に考えることが必要だと思います。
親の勝手な思い込みのために、子どもに無用なしつけをしてしまっていることも多いような気がします。
例えば「ごはんを残さず食べよう」ということばかりを意識しすぎて「ごはんを楽しく食べる」という大前提がおろそかになってしまっていることもあると思います。
「がまん」を教えることを優先して「自分の意見をはっきり言う」力を去勢してしまう危険性だってあります。
繰り返します。すべてはバランスです。
ひとつのしつけにこだわりすぎて、ほかの何かを犠牲にしていないかと、念のため考えるクセをつけるといいでしょう。


