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元気になる映画紹介 シアターふぁー座

パパががんばる映画を紹介します。映画だからといってスーパーヒーローのようなパパばかりではありません。
パパとしての方向性や自信を失ったときなどに見ると元気が出ますよ。

9.11で父親を亡くした少年の大冒険

『ものすごくうるさくてありえないほど近い』

9.11で大好きな父親を失ったオスカーは、父のクローゼットからひとつのカギを見つける。
自分へのメッセージに違いないと感じたオスカーは、鍵穴を見つけるための地道な冒険に出る。正直、トム・ハンクス&サンドラ・ブロックと聞いて、最初は陳腐なハリウッド映画かと思いました。しかし、違いました。二人の演技も良かったのですが、こんなにビッグネームでなくても良かったのかもとも思います。ふたりの有り余るネームバリューのせいで、かえってこの映画の素朴さ、まっすぐさが伝わりにくくなっているような気がします。・・・何が言いたいかというと、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックというビッグネームなんてどうでもいいくらい、いい映画だったということです。世界観を作り出しているのが、「間借り人」役で出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされているマックス・フォン・シドーと主演の新人子役トーマス・ホーン。それぞれ不器用な役を演じるふたりのかけあいが、なんともいえない味わい深さを醸し出しています。子どもにとって父親が、妻にとって夫が、どれだけ大きな存在か。父親自身、夫自身が忘れていることが多くあると思います。それって、自分を過小評価していることだと思います。子どもや妻ほど、自分のことを大きな存在と感じてくれている人は、世界中どこにもいないはずです。

◎ダメパパおおたがいちばん泣いたシーン...主人公オスカーが苦しむのは、父親を亡くした悲しさだけではないことを告白するシーン。
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普通の独身サラリーマンが突然パパに

『うさぎドロップ』

彼女すらいないフツーの独身サラリーマン、ダイキチ(松山ケンイチ)の祖父が亡くなる。6歳の隠し子りん(芦田愛菜)が残された。母親がどこにいるのかもわからない。「施設に入れるしかない」という親戚一同に反発し、ダイキチは男気を見せ、りんを引き取ることにする。当然わからないことや戸惑いの毎日。しかし、血のつながらない二人の間に親子の絆みたいなものが芽生えてくる。ダイキチはりんのために、残業のない部署に異動を申し出、りんのことを一番に考えるようになる。見渡せば、世界は愛であふれていることに気づく。正直「マルモ」を見ている錯覚に陥ることもあるし、一方的なイクメン賛歌のようであり、「現実はそんなに・・・」なんて突っ込みたくなるところもあるけど、子どもと見ても楽しいと思います。

◎ダメパパおおたがいちばん泣いたシーン...正直、泣きはしなかったんだけど、じーんときたのは、、、りんのために会社の部署まで異動してしまったダイキチと、ダイキチの父親との会話。ダイキチの父親が「オマエは偉いなぁ。父さんにもダイキチのような勇気があれば、お母さんにばかり苦労をかけなくてすんだはずなのになあ」と過去を振り返るシーン。

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幕末シングルファーザーの究極ワークライフバランス

『たそがれ清兵衛』

舞台は幕末の東北地方。病で妻を亡くし、幼い娘2人と、認知症の実母の世話を1人でこなす清兵衛。いわゆるシングルファーザー。下級武士として、城内でいわゆるサラリーマン的職業をしている。たそがれどきの鐘がなると、飲みの誘いも断り、まっすぐ家に帰る毎日。しかし、ひょんなことから剣の腕前があることがばれ、藩の命令によって、剣の達人と果たし合いをすることになってしまう。藩の命令に逆らえば仕事をクビになる。果たし合いに負ければ自分の命はない。幼い娘や母親はだれが面倒を見てくれるのか...。究極のワークライフバランスを迫られ、清兵衛は小太刀を研ぐ。

◎ダメパパおおたがいちばん泣いたシーン...ネタバレするのでいちばん泣いたシーンは書けません。でも、二番目に泣いたシーンは、これから果たし合いに行くという朝、私塾に行く娘たちにはそのことを告げず、いつものように見送るシーン。その後ろ姿が娘たちを見る最後になるかもしれないのに...。ただ、壮絶な果たし合いのシーンよりあとは、無駄なカットやナレーションが多かったと思う。
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機転とユーモアで絶望から家族を守る

『ライフ・イズ・ビューティフル』

第2次世界大戦中、ナチスの強制収容所に連行されたグイド一家。5歳の息子を守るため、グイドは息子に壮大な嘘をつくことを思いつく。地獄のような日々の中で、息子には笑顔で嘘をつき続け、死の恐怖を一歩たりとも近づけないグイド。腕力でもなく、財力でもなく、機転とユーモアで子どもを守るめちゃめちゃ強くてやさしいパパの話し。グイドはダメパパ太田の理想のパパ像。 パパものに限らず、全ての映画の中で、ダメパパ太田が最も好きな映画。

◎ダメパパおおたがいちばん泣いたシーン...強制労働の列からこっそり抜けだし、収容所の放送室に忍び込み、マイクのスイッチを入れて、隣の女性収容所にいるママに呼びかけるシーン。「昨日君の夢を見たよ。映画に行く夢だ」。続いて息子もママに呼びかける。そして、それを聞いたママもグイドと息子の無事を知り、生きる意欲を蘇らせる。書きながら思い出すだけで、うるうるときてしまう......。
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ろくでなしの息子を最後まで信じ、戦う

『父の祈りを』

父・ジュゼッペの助言を何一つ聞かず、定職にも就かず、ヒッピーを気取るアイルランドの青年ジェリー。そんなジェリーがイギリスで、パブ爆破の実行犯としていわれなき罪で投獄されてしまった。息子のえん罪を晴らそうと活動するジュゼッペもまたイギリス警察に目を付けられ、テロ組織の一員としてジェリーと同じ牢獄に入れられる。牢獄での単調な生活に自らを失いそうになる息子を、ときに叱咤し、ときに励まし、支え続ける父・ジュゼッペ。ジュゼッペは牢獄の中からも弁護士と連絡を取り、えん罪を晴らす活動を続けていた。しかし、そのジュゼッペが......。「ギルフォード・フォー事件」を題材にした実話。

◎ダメパパ太田がいちばん泣いたシーン......牢獄の中、ジュゼッペの体調が悪化し、死を感じ取った親子。それまで反発してばかりだった父にはじめてやさしい声を掛け、励ますジェリー。震える声でジュゼッペが言う「死ぬのは怖くない。ただ、母さんを一人置いて死ぬのが怖い。牢獄に入れられたって、僕は毎日、心の中で母さんと丘に散歩に出かけていた。その母さんをひとりにして先に死ぬのが怖い......」
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